こんにちは。八王子・多摩エリアでリノベーションと不動産のお手伝いをしている、MyDesign(株式会社Izumida)の泉田です。
「土地を買って、新築を建てようと思っています」
家づくりのご相談は、だいたいここから始まります。今日はそのご相談に、リノベ専門の会社として真正面からお答えしてみます。
※この記事は、実際によくいただくご相談内容をもとに再構成した「架空のモデルケース」です。特定のお客様の事例ではありません。また、記事内の画像はすべて、当社が打ち合わせ用に作成した設計パース(CGイメージ)です。
「どうせなら新築にしたら?」と言われたら
30代のご夫婦とお子さん1人の3人家族が、家づくりを考え始めたとします。
最初はみなさん、中古住宅も選択肢に入れています。でも、こう思っていませんか。
「古い家って、なんとなく怖い」 「見えないところが傷んでいそう」
そこに住宅会社の営業さんがひとこと。
「どうせなら、新築にしたらどうですか?」
……そうだよね、一生に一度だし、と新築に進む。この流れ、本当に多いんです。お気持ちはよく分かります。
でも、ここで一度だけ立ち止まってほしいのです。
ほんとうに、新築でいいんですか?
総額で正直に比べてみます
比べるときのコツはひとつだけ。「総額同士」で並べることです。建物代だけ、工事費だけを見比べても意味がありません。八王子・多摩エリアの相場感で並べてみます。
土地を買って新築の場合
- 土地: 約3,000万円
- 建物(延床30坪・2階建ての想定): 約4,000万円
- 諸経費(登記・ローン・税金など): 約700万円
- 総額: 約7,700万円
中古戸建てを買ってリノベの場合
- 中古戸建て: 約2,000万〜2,800万円
- リノベーション工事: 約2,000万〜3,000万円
- 諸経費: 約300万〜400万円
- 総額: 約4,500万〜6,000万円
※価格はエリア・物件・建物の状態・工事範囲により変動します。あくまでモデルケースとしての目安です。
総額同士で比べても、差はおよそ1,500万〜3,000万円。この差額は、毎月のローン返済で言えば数万円。教育費にも、老後の備えにも、旅行にも回せる金額です。
なぜこんなに差が出るのか。お金の「行き先」が違うから
新築は、基礎・構造躯体・外装といった「箱」を、ゼロから全部つくります。ここに費用の大半が消えるので、実は内装や設備は標準仕様で我慢、というケースが少なくありません。
一方リノベは、使える「箱」はそのまま活かし、傷んだところだけを直します。浮いた予算は、キッチン、洗面、内装、照明。つまり毎日触れる場所に集中投下できるのです。


ただし、フェアに言っておきます。中古の状態によっては、耐震補強や給排水管の交換など「見えない部分」に費用がかかることがあります。だからこそ、物件を買う前の段階から、建物を見られるプロが関わる意味があるのです。当社はリノベーションと売買仲介の両方を行っているので、「この物件、買っていいか」を工事目線で判断してから購入に進めます。
このパースの家、実は中古でも再現できます
「でも、こういうデザインは新築じゃないと無理でしょ?」と思った方へ。ひとつずつ見ていきましょう。

- 板張りの勾配天井: リノベで可能です。既存の天井を解体して現しにしたり、板を張ったり
- アイランドキッチン: 可能です。床下の給排水とダクトの移設が必要ですが、当社は築28年の戸建てで実際にやっています
- 小上がりの和室: 可能です。むしろリノベの得意分野
- アーチ壁・造作洗面: 可能です。大工と建具でつくります
- 大きな吹き抜け: ここだけは正直に。構造(柱・梁・耐力壁)次第で、できる家とできない家があります。現地を見てからの判断になります

「できること」と「できないこと」を最初に正直に言う。それが、あとで後悔しない家づくりの入口だと思っています。
実際に築28年の中古戸建てを、1,850万円でここまで変えた記録はこちらの記事にまとめています。 →(内部リンク: 相続した築28年の実家に、娘家族3人で住む。1,850万円リノベーションの全記録【八王子】)
モデルハウスはありません。その代わり
当社にはモデルハウスがありません。その代わり、この記事の画像のような設計パースを、打ち合わせのたびにお客様ごとにお作りしています。言ってみれば「あなたの家専用のモデルハウス」を、契約前に画面の中に建てるようなものです。
新築か、中古を買ってリノベか。答えはご家族ごとに違います。ただ、比べもせずに「なんとなく怖いから新築」に進むのは、数千万円の判断としてはもったいない。
八王子・多摩エリアで家づくりを考え始めた方、物件探しの前の段階で構いません。90分の無料相談会で、「うちの場合は総額いくらになる?」を一緒に並べてみませんか。
