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リノベーションの疑問・判断

東大和市のマンションリノベーション事例|キッチンの通路を広げ、和室をLDKへ

「あと20年、25年はこの家で暮らしたい」。

東大和市のマンションに20年以上お住まいのT様。古くなったキッチンや浴室など、水回りの交換を考えたことが、今回のリノベーションのきっかけでした。

打ち合わせを重ねる中で、設備だけでなく、毎日の動きや今ある家具、飾っている思い出の品まで見直していきました。

料理中、冷蔵庫へ行くたびに「すみませ~ん通ります。」

改修前のキッチンでは、料理をしている奥様の後ろを通って、ご主人が冷蔵庫へ行くことがありました。そのたびに「すみません」と声をかけて通る。この小さな不便が、日々の暮らしでは気になっていたそうです。

キッチンと冷蔵庫の間は約800mm。新しい計画では約1,000mmを確保しました。新しいキッチンを選ぶだけでなく、二人がどう動くかを考えて配置を決めています。

改修前のキッチン。料理中に後ろを通る際の狭さが、お悩みの一つでした。
通路の広さと設備条件を確認しながら、キッチンの配置を見直しました。

和室は洋室にしてLDKにつなげ、リビングを広くしました。キッチンはペニンシュラ型に変更しています。

一方で、浴室・洗面室・トイレの位置はそのままにし、既存の床も状態を見ながら上貼りを中心にしました。変える場所と活かす場所を分けた計画です。

キッチンの位置は、排水の条件も確認して決める

T様邸では、ディスポーザーを使えることも大切な条件でした。マンションで指定されたメーカーの新品を用意し、キッチンの移動距離や排水の勾配を確認しながら位置を決めています。

希望する配置と、現場で実現できる配置は、設備の条件によって変わることがあります。今回は監督とも検討を重ね、使い勝手と排水の条件を両立できる場所から計画を進めました。

使い慣れたテーブルを、新しい空間でも

ダイニングテーブルは、T様が以前から使っていた木製のものです。新しい空間には少し大きかったため、少しカットしてサイズを調整し、使い続けることにしました。

私たちは打ち合わせの中で、今使っている家具の寸法も測ります。何を持っていき、どこで使うかを確認し、その家具を置いた状態で間取りを考えていきます。

奥様が室内で観葉植物を育てたいという希望に合わせ、置き場所の床には、水に強いフロアタイルを採用しました。

テレビを置く位置も、キッチンにいるときと、ダイニングテーブルに座ったときの両方から見えるように考えています。

植物の置き場所にはフロアタイルを採用。テレビはキッチン・ダイニングからの見え方を考えて配置しています。
注記:施工写真を基に、テレビ・家具・植物・食器などを加えた暮らしのイメージです。

思い出の品にも、新しい居場所を

改修前のお部屋には、毎年訪れていたというホノルルでの思い出の品や写真が、広い範囲に飾られていました。

持ち家のリノベーションでは、工事の前に家にあったものが、工事の後にも残ります。

「これは持っていきますか」
「新しい住まいでは、どこに置きましょうか」

こうした確認から、収納や間取りの提案が変わることがあります。

T様邸では、思い出の品を飾る場所として、玄関を入って正面に大きなニッチを提案しました。上から照明を当て、写真やメダルを飾れるように計画しています。

以前のお部屋で大切にしていたものにも、新しい住まいの中に居場所を用意しました。

「改修前に飾られていた、旅の思い出の品々。」
玄関正面に設けた、思い出の品を飾るためのニッチ。※写真・メダル等を加えた飾り付けイメージです。

工事費と、残す場所を決めた理由

今回の最終工事費は、追加工事を含めて税込10,013,712円でした。契約時は900万円台で、その後の追加を含んだ金額です。

フルスケルトンにする計画ではなく、水回りの位置や既存の床など、活かせるところを残しながら改修しました。

費用を考えるときも、すべてを新しくするかどうかだけではなく、これからの暮らしのために、どこへ費用をかけるかを話し合っています。

※施工当時の条件による工事費です。現在の見積額ではなく、同じ内容を同額で施工できることを示すものではありません。

約4社の比較から、選んでいただきました

T様は大手を含む約4社から提案を受け、私たちを選んでくださいました。私たちの見積もりが一番安かったわけではありません。

工事の内容を細かく示し、何をどのように進めるかを、代表の泉田と担当の渋谷がお話ししました。また、工事を担う職人の仕事への姿勢や、必要な手間を大切にしていることもお伝えしています。

いただいた口コミでは、希望をくみ取った提案に加え、代表と担当者の人柄も選んだ理由だったと書いてくださいました。

工事の範囲や費用、現場での判断について、納得できるまで話し合う。その積み重ねを、これからも大切にしていきます。

自宅の「残すもの」から、一緒に考えませんか

水回りを交換したいけれど、どこまで工事を広げるべきか分からない。今の家具や、家にある思い出の品も活かしたい。

そんな段階からご相談いただけます。

現地を見ながら、変えるところ、残せるところ、費用をかけるところを一緒に整理します。現地調査・見積もりは無料です。

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執筆・取材:泉田啓一
MyDesign/株式会社Izumida 代表。業界実務23年。八王子を拠点に、戸建て・マンションのリノベーションで、設計・見積もり・打ち合わせ・資金計画を担当。現地の条件とお客様の暮らしを踏まえ、改修範囲を提案しています。本記事は、実際の打ち合わせ・施工内容に基づいて作成しています。